Tiffany ティファニー ブランドの歴史 エレガンス東京

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Tiffany Brand History

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  • 1837年

    1837年9月14日、ニューヨークのブロードウェイ259番地にチャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングの2人によりティファニーショップがオープンしました。この店は当時一般的だった時価ではなく、各商品に値札をつけ値引き交渉に応じないという革命的なポリシーを貫いており、文房具や装飾品などを扱いました。初日の売り上げは$4.98だったそうです。また、コマドリの卵の色から着想した「ティファニー・ブルー」は創業当時から使用され、ティファニーの製品を購入した人だけが手にできる特別な包装箱「ティファニー ブルーボックス」も誕生しました。

  • 1845年

    ティファニーはブルーブック カタログの第一号を製作しました。このカタログには乗馬用の鞭からフランス舶来のキャンディまで、あらゆる商品が掲載されており「Useful and Fancy Articles」カタログと呼ばれていました。至上のクラフトマンシップと比類なきデザインの品々は、この世で最も多彩で洗練されたクチュール ジュエリー コレクションのひとつであり、年1回秋に発行されることから、秋の訪れを告げる風物詩ともいえる存在となりました。

  • 1851年

    ニューヨークの銀細工師、ジョン・C・ムーアの事業を買収し銀製品製造を開始しました。米国でスターリングシルバーの純度基準を925/1000と設定した最初の米国企業がティファニーで、これは後に米国の公式基準として採用されることになります。この時代に製造されたピッチャーをはじめとするホローウェアに用いられたシルバーは、今日まで洗練されたジュエリーデザインを輝かせています。

  • 1860s-80s

    歴史の長いブランドだけに逸話も多いです。1861年、リンカーン大統領は就任を前に、妻のメアリーにティファニーのパールネックレスを贈りました。1878年、ティファニーが287カラットのイエローダイヤモンドを購入。128.54カラットにカットされ、「ティファニー ダイヤモンド」と名づけられ現在でもニューヨーク本店に展示されています。1880年代にティファニーがデザインした合衆国印章は、現在も米ドル紙幣に使用されています。また、1886年、現在でも世界中の至高のラブストーリーで大きな役割を果たしているエンゲージメントリング、ティファニーセッティング ダイヤモンドを発表しました。

  • 1902年代

    1902年、チャールズ・ルイス・ティファニーの息子であるルイス・コンフォート・ティファニーが、ティファニーで最初のデザインディレクターに就任しました。それまでに彼はアメリカにおけるアール・ヌーヴォーの第一人者として知られ、主にステンドグラスやモザイク加工のガラスランプなどを製作する芸術家として著名でした。

  • 1920s-40s

    1926年、ティファニーが用いたプラチナの純度基準(95%)が、アメリカの公式基準として採用されました。本店は1940年にニューヨーク57丁目と五番街の角に移転しました。

  • 1956年

    著名なクチュリエ、エルザ・スキャパレリの下でジュエリー制作に携わったジーン・シュランバーゼーがティファニーに入社しました。海や鳥など自然界のモチーフに、エメラルドやサファイアなどの色石とエナメル、ダイヤ、ゴールドを組み合わせた贅を尽くしたデザインは、世界中のおしゃれな女性たちから愛され、コレクションされています。その顧客リストにはエリザベス・テイラー、ジャクリーン・ケネディ、ヴォーグ誌の伝説的エディターのダイアナ・ヴリーランド、ベイブ・ペーリーなど、世界のファッションの最先端をいく女性たちが名を連れなています。

  • 1960年s

    オードリー・ヘップバーン主演の映画『ティファニーで朝食を』が公開。オードリー・ヘプバーンがティファニーのニューヨークスタイルを表現しましたた、印象的なシーンで使用され映画に華を添えたティファニー本店は、現在でも観光名所の一つとなっています。スーパーボウルがはじめて開催された1967年以降、NFLの優勝チームに与えられるスターリングシルバー製のヴィンス・ロンバルディ・トロフィーはティファニーが製作しています。

  • 1974年

    モデルとしても活躍していたフィレンツェ出身のエルサ・ペレッティがティファニーのデザイナーに就任しました。彼女がデザインする有機的で官能的なフォルムは20世紀のジュエリーデザインに大きな変革を引き起こし、世界中の人々を魅了しました。彫刻家ヘンリー・ムーアの作品からインスピレーションを得た世界中で最も 愛されているジュエリーデザインのひとつ「オープン ハート」。生命の源を象徴する豆の親しみのある有機的フォルムと官能的な曲線を表現した「ビーン」。官能的な曲線が優雅に手首を包み込みます「ボーン カフ ブレスレット」など永遠に受け継がれるジュエリーを数多くデザインしています。2009年には「ボーン カフ」が大英博物館のパーマネントコレクションに選ばれました。「シンプルであること、それがスタイルです。」

  • 1980年

    画家パブロ・ピカソの娘であるパロマ・ピカソは生まれながらの芸術家でした。10代ですでにジュエリー製作をはじめた彼女は、間もなく前衛劇の衣装デザインや、イヴ・サン・ローランのファッションジュエリーのデザインを手がけるようになりました。彼女の作品は、ヨーロッパの洗練に、エキゾチックなトーンを巧みに採り入れています。複雑で壮麗なフォームから、明るい輝きを純粋に表現するデザインまで、そのオリジナルなスタイルは、まさにパロマ自身です。有名な作品として「オリーブリーフ」、「パロマ」、「ヴェネチア」、「グラフィティ」などがあります。

  • 1990年s

    1995年、パリのルーヴル美術館がジーン・シュランバーゼーの回顧展「A Diamond in the City」を主催しました。同年、ニューヨーク本店エントランスに 掲げられているクロックから着想を得たティファニー アトラス コレクションを発表。1999年、カットの考案に数十年の歳月を要したルシダを発表しました。特別なダイヤモンド カットに付けられたルシダという名前は、一つの星座の中で、一番明るい星を指す天文用語に由来します。ソフトで滑らかな印象でありながら、力強い彫刻を思わせる、完璧なプロポーションを表現します。

  • 2000年s

    2000年、ティファニー財団を設立。アメリカを中心に芸術分野の教育と保全、環境保護を目的とする非営利団体に対する助成事業の活動を実施しています。2004年には、建築家フランク・ゲーリーと革新的なパートナーシップを確立し、独創的な作品を発表しています。2009年には自分だけのスタイルを楽しめ、冒険の始まりを期待させるティファニー キー コレクションを発表しました。

  • 2010年s

    創業175周年を記念した「Tiffany 1837」を発表。暁の空のようなローズピンクのきらめきが特徴的なティファニー独自のルベドメタルを使用したコレクションです。2014年にはデザインディレクター フランチェスカ・アムフィテアトロフによる「Tiffany T」コレクションを発表。力強くグラフィカルな「T」のフォルムに凝縮されたシンプルで革新的なデザインです。