PERSOL Brand History
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1917年
写真家のジュゼッペ・ラッティがペルソールの前身となるラッティ・オプティカル・インダストリーズ・ソサエティ社をイタリア トリノに設立しました。この会社は、空軍パイロットやレーサー用のゴーグルなどを製造していました。また1920年代には極めて高純度のシリカを用いて作られたイエローブラウン色のレンズを発明しました。これは太陽光線からの保護性が非常に高い、世界初の強化ガラスレンズでした。
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1938年
ペルソールに社名を変更しました。ブランド名のペルソールとはイタリア語の「per il sole = 太陽のため」で、「太陽光線を防ぐ」という想いが込められています。翌年にはペルソールの最大の特徴、ステンレス芯の通ったシリンダーを挟み込んだフレキシブルな構造「メフレクト」で特許を取得しました。 また古代戦士の剣をイメージしたブランドのシンボル「シルバーアロー」も、この時期に生まれました。その後「シルバーアロー」は様々な形ものがデザインされました。現在のペルソールに多く使用されているのは「シュプリーム」アローです。
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1950s-60s
1957年、トラム(路面電車)の運転手のために開発されたモデル「0649」が登場。このサングラスは、大きなレンズにより防塵性と視認性を高めています。このモデルは、1961年に映画『イタリア風離婚協奏曲』で、イタリア映画を代表する名優マルチェロ・マストロヤンニが着用し、伝説となるのきっかけを作りました。1962年にはアメリカに進出します(それまでにNASAが4枚レンズのサングラスを供給していました)。
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1968年
1968年には映画『華麗なる賭け』でスティーブ・マックイーンが折りたたみサングラス「0714」を着用しました。スティーブ・マックイーンや女優のグレタ・ガルボがプライベートでもペルソールを愛用したことで、ファッションアイテムとしてのポジションも確率しました。
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1980s-
ペルソールはさらに技術革新を続けます。砂漠や空はもちろん、シベリアで行われるロシアの宇宙飛行士の訓練、パリダカールラリー、アルピニストのエンリコ・ロッソや冒険家ラインホルト・メスナーの登山、眼科医の検査用など数多くの過酷な場面で、製品を提供しました。
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1980s-
『カクテル』のトム・クルーズとブライアン・ブラウン、『ターミネーター2』のアーノルド・シュワルツェネッガー、さらに2006年に、『007 カジノロワイヤル』で、ダニエル・クレイグが着用します。ブリオーニのスーツ、ジョンロブのシューズ、ペルソールのアイウェアというジェームズ・ボンドのセクシーなスタイルは大きな話題となりました。プライベートではジョージ・クルーニー、シンディー・クロフォード、ロバート・デニーロ、ジャック・ニコルソンなど多くの著名人がペルソールを愛用しています。
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1990s
1991年にイタリアの女優オルネラ・ムーティ、1993-94年にはアメリカのスーパーモデルのキャロル・アルトがペルソールの広告に起用され、多くの女性ファンを獲得しました。1995年に、イタリアのルクソティカグループの傘下となり、さらなる拡大を目指しています。