Bulgari BVLGARI ブルガリ ブランドの歴史 エレガンス東京

tel 03-6264-6841 mail:info@elegance.tokyo.jp

BVLGARI Brand History

BVLGARI ブルガリのメインページに戻る

  • 1884年

    ギリシャ系イタリア人のソティリオ・ジョルジス・ブルガリがローマのシスティーナ通りに宝飾店をオープンします。「新ギリシャ建築様式」を応用したシルバー細工は、ローマを訪れるイギリス人観光客に非常に人気がありました。また、東ローマ帝国の建築様式であるビザンチン式建築やイスラムの伝統的な要素を組み合わせた寓話、花、葉をモチーフにした宝飾品をデザイン、製造していました。

  • 1920年代

    この時代のブルガリのジュエリーは、幾何学的デザインや様式化された自然主義的モチーフを使用、アールデコ調のスタイルにインスパイアされたもので、プラチナ台に組み込まれているのが特徴でした。

  • 1930年代

    多様なカットのダイヤモンドや、サファイア、ルビーと組み合わせられたダイヤモンドが用いられ、より印象的で独特であり、幾何学的なモチーフが際だつようになりました。 コンバーチブルタイプのジュエリーも流行しており、ネックレスは、分割してブレスレットやクリップ、ブローチとして身に着けることができました。この時代に、ブルガリ最大のロングセラーとなる「トロンビーノ(=小さなトランペット)」リングが制作されました。ソティリオ・ジョルジス・ブルガリの息子、ジョルジョ・ブルガリは最初の試作品を、後に妻となるレオニルデにプレゼントしたそうです。

  • 1940年代

    1940年代、第二次世界大戦の影響で急激な変化が起こります。ダイヤモンドを散りばめたプラチナ製ジュエリーは見られなくなり、代わりに貴石をほとんど使わないゴールド製ジュエリーが作られるようになりました。厳格な幾何学的デザインは、より柔らかく自然主義的なものに取って変わりました。1940年代の終わり、ブルガリはヘビの形をしたブレスレットウォッチを発表しました。装飾性と厄除けという2つの役割を果たすものとして、古くから常にジュエリーのモチーフとして採用されてき古来のモチーフを、腕時計と組み合わせたことにブルガリの独自性がありました。これはブルガリの象徴的な意匠であるセルペンティへと繋がります。

  • 1950年代

    戦後の経済成長により、ダイヤモンドや貴石をふんだんに使用したジュエリーが再び作られるようになりました。ブルガリは「トレンブラン」と呼ばれる花模様のブローチを多く制作しました。「ドルチェ・ヴィータ(甘い生活)」と呼ばれたこの時代は、ローマのコンドッティ通り10番地の店が大成功を収めており、その様子は、ブルガリを訪れるセレブリティたちを写した数々の写真からも垣間みえます。ジーナ・ロロブリジーダやソフィア・ローレン、そしてイングリッド・バーグマンといった往年の大女優たちが、輝くブルガリ・ジュエリーを身にまとい多くのイベントに登場しました。

  • 1960年代

    この時代に生まれたブルガリの名作は花模様の「トレンブラン」ブローチです。エリザベス・テイラーが当時の夫であったエディ・フィッシャーから贈られたと思われる逸品で、ブローチとしても髪飾りとしても使用できました。さらに66年にはモダンでエレガントなコインジュエリー「モテーネ」が誕生します。ブルガリの作品は多色となり、色の組み合わせはより一層大胆になっていきました。目立つ位置にカボションカットのジェムをふんだんに使うことは、さらなる画期的な改革が表れていました。このカラーレボリューションにより正真正銘のジュエリーの「イタリア派」が誕生し、ブルガリスタイルは完全に確立されました。1950年代までファッションとクリエイティブなジュエリーの中心はパリでしたが、ブルガリの作品は、パリの高級ジュエリー制作者の強力なライバルとなりました。

  • 1970年代

    ブルガリはインド芸術に傾倒し、17世紀ムガル時代の伝統であった大きなカボションカットや彫刻を施したエメラルドを再流行させました。その他、仏陀のミニチュアが付いたソートワールのペンダント、エジプトの古代芸術からロータスフラワーのモチーフ、ジャポニスムから富士山の眺めを描いたブローチなど印象的な作品を発表するなど、さらにブルガリのデザインの幅が広がりました。73年には、ニューヨークのピエールホテル内にショップをオープンします。さらに1977年にはウォッチコレクションを発表。時計史上最もアイコニックなデザインの1つとなるブルガリ・ブルガリのロゴが誕生しました。

  • 1980年代

    イエローゴールド、ボリューム感、印象的な色、すっきりとした形、様式化された装飾モチーフが、ひと目で「ブルガリ」と分かるイメージへと具体化されました。1982年、ブルガリのアイコンともなるモジュール式ジュエリー「パレンテシ」が誕生します。パレンテシの象徴は、永遠の都ローマの道のディテールであるトラバーチンの接合部分から来ています。この新発想のジュエリーは、ミーティングの場でもカクテルパーティーでもジュエリーを必要とするモダンでダイナミックなライフスタイルを送る女性に大いに歓迎されました。

  • 1990年代

    繊細な色のコンビネーションやモチーフの点で前の年代とは異なるのが90年代です。特にネックレスは、より自由なデザインへと変わりました。80年代の固定されたものと違い、ダイヤモンドのフリンジが日差しのごとく首元できらめきました。自然的なものや、型にはまらない素材にインスパイアされたコレクション、例えば「ナチュラリア」は、魚や貝の模様を独特な形で石に彫って様式化し自然を祝っています。ホワイトポーセレンを使った「チャンドラ」コレクションは、球状や曲線状のパーツが全て浮き彫りで装飾されています。

  • 2000年-

    過去に支えられている未来に目を向けることは、ブルガリの歴史がこの段階に到達するや否や誰もが感じる興奮そのものです。以前のものより2次元的側面が強くなった新しいデザインは、ブルガリのジュエリーの伝統的な特長の1つとして柔軟性を加えます。2004年にはホテルズ&リゾート事業にも進出し、ミラノ、バリ島、ロンドンなどでエクスクルーシブなデザインを通じてブルガリの世界を体感することができます。2011年、ブルガリはラグジュアリーグループLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループの傘下に入り、そのポテンシャルをさらに強めています。2014年に、創業130周年を迎え、長年イタリアのジュエラーにインスピレーションを与えてきた永遠の都ローマの美しい建築。ブルガリは、ジュエリー、時計、アクセサリー、香水によってローマの壮大なシンボルを再解釈しています。

BVLGARI Brand Symbol

セルぺンティ-SERPENTI

1940年代の発表以来、伝統と革新を融合するブルガリの不朽のアイコン。英知、再生、生命の象徴、同時に装飾やお守りにもなるヘビのシンボルです。古典ギリシャにおいて、癒やしと再生を表すもので、薬方の神アスクレーピオスは、絡み合う2匹のヘビで表現されていましたし、愛の女神アフロディーテに無くてはならないアクセサリーでした。古代からジュエリーの定番モチーフは時計、ブレスレット、バッグなどにも使用され、ブルガリにより全く新しいものになりました。

ブルガリ セルぺンティ

パレンテシ-PARENTESI

1980年代に発表されたブルガリ初めてのモジュール式ジュエリー作品です。コンセプトは、ビジネスの世界で活躍するモダンな女性のダイナミックなライフスタイルにふさわしいジュエリー。パレンテシの象徴は永遠の都ローマの石畳のディテール、トラバーチンの接合部分からのインスピレーションです。トラバーチンとは大理石の一種で、古代ローマの時代から建築物に多く利用されています。例えばローマのコロッセオは、大部分がトラバーチンでできています。パレンテシとはイタリア語で「括弧、間」の意味があります。

ブルガリ パレンテシ

インタルシオ-INTARSIO

2014年発表の新しいコレクション。唐草模様のモチーフを多用する地中海建築に敬意を表してデザインされたインタルシオは、アラベスク モザイク模様からのインスピレーションです。ヨーロッパとアジアの文化が融合する地中海東岸エリアを中心とした洗練された「美」、円形と矩形、昼と夜、東と西の文化の統一と対比をブルガリのセンスで融合しました。

ブルガリ パレンテシ